Zoom有料版と無料版の違い
Zoom有料版と無料版の違いは?
まず、Zoomは無料でありながら非常に多機能な通話アプリで、
その他の通話機能のあるWebソフトとしては最高峰の機能をもっているといえます。
かといってパソコンに高度なスペックを要求されることもありませんし、
汎用性が高いのも特徴の一つではないかなと思います。
ただ、有料版のグレードが用意されているのをご存知でしょうか?
無料版と有料版の大きな違いは、
- 通話時間の制限の有無
- 特殊な追加機能の有無
この二つにあります。
そのため、時間制限を気にせずミーティングを使いたかったり、
オンラインウェブセミナーなど、
複数の人数を招待する必要があったりする場合には有料プランを活用したほうがいいですね。
Zoomのプランには4つのプランが用意されており、
- 無料プラン
- プロ
- ビジネス
- エンタープライズ
といった名前が付けられています。
料金プランは一応、公式サイトにも掲載してあります。
参考元: https://zoom.us/pricing
では改めて、それぞれのプランと、各有料プランで出来ることをチェックしていきましょう。
Zoomの無料アカウントでできること
Zoomの無料アカウントはすでにほとんどの機能が使用できるようになっており、
これだけの機能が全て無料で使えます。
・グループミーティング通話(40分制限あり)
・最大50人招待可能
・通話回数無制限
・ビデオ会議機能
・Web会議機能
・グループコラボレーション機能
・セキュリティ機能(SSL,AES)
・オンラインサポート
Webセミナーに関連する機能や、
グループでのミーティング機能など基本的なものはほぼ全て使える仕様になっていますが、
3人以上の通話では時間制限が存在します。
そのため、お試し感覚で使い、有料版を検討するかどうかをプランだと認識しておけばいいでしょう。
それでも有料プランと同等の機能が使えるばかりか、
2人までの通話であれば時間無制限で活用することができるため、
1対1のサポート業務などではすごく便利に活用できますね。
試用期間の制限もないため、ずっと使うことも可能です。
Proアカウントで出来ること
Proアカウントがあれば、正直ほぼ何でもできるようになります。
こちらのアカウントからは有料となりますが、
無料版でネックだった時間制限が全て解除されます。
3人以上でのグループでの時間制限も無制限になる上、クラウドサービスなど便利な機能も追加されるのがProアカウントの特徴です。
また、追加料金を支払わなくてはいけないものの、
50人以上のメンバーを通話に招待することができるので、
大規模なWeb会議にも対応できます。
機能一覧はこのようになっています。
・最大50名よりも上の参加者を招待可能(別料金)
・全てのミーティングの時間制限が無制限
・ユーザーの管理機能
・管理機能のコントロール
・報告機能
・カスタムパーソナルミーティングID
・タスクスケジューラ
・1GBを超える動画・音声ファイルの録画可能
・クラウドエンコーディング機能
・フリーダイヤル機能
・ビデオウェビナーを追加できるオプション
・ビジネス版スカイプ(Lync)との互換機能
実際の通話にて、どのように役に立つのか一部不明な機能もあるかもしれませんが、
この有料プランで出来る非常に便利な機能としては、
- オンライン上(クラウド)で動画を録画、エンコードできる
- 他ソフトとの互換性をもつことができる
という点にあるかと思います。
オンラインで動画を編集できる、ということは
つまりパソコンを起動していなくても自動的に動画や音声をエンコードしてくれる事になるので、
非常に便利な機能でしょう。
クラウド録画は長時間録画に便利!
パソコンを立ち上げて動画を録画するには、
- 通話ソフト
- 動画録画ソフト
の二つを今までのやり方では用意しなければなりませんでしたが、Zoomは違います。
通話や録画も、ボタンを押すだけで簡単に録画できてしまいます。
これは無料版でも一緒ですが、非常に便利でたのもしい機能ですよね。
ただ、
無料版ではパソコン上で録画をして、パソコン上でエンコードをするまでの仕様になっています。
つまりどういうことかというと
パソコンで長時間の録画をすると、
不意にデータが飛んでしまったり、エンコードに長時間かかってしまうかもしれない、
という事はおこりえます。
たとえば3時間を超えるような長時間のセミナー中に
Zoomの録画機能を使い録画をしたつもりでも、
パソコンのエラーで録画されていなかった!なんて事が起こってしまうわけです。
万が一のことを考えると、ちょっと不安ですよね。
有料版のアカウントではその問題を一気に解決できる、
クラウド型の録画サービスが活用できるのです。
つまり、クラウド(サーバー上)で録画を行い、クラウド上でエンコードも行うため、
パソコンで撮り損ねたというトラブルを回避することができるわけですね。
これであれば安心してセミナーやミーティングに集中できると思うので、ぜひ活用していきましょう。
Proアカウントの料金は?
利用料金は14.99$。1ホスト毎に同額の料金がかかります。
日本円では2000円ほどでここまでの機能が利用できるため、
サポート業務をするような場合には特にオススメだといえます。
Businessアカウントでできること
Proアカウントよりも上位に位置するこちらのビジネスアカウントでは、
さらに上級の機能を活用することができます。
全てのProアカウントの機能に加え、電話でのサポートが受けられたり、
会社名を含めた紹介ドメインを作ることができたりと、
ブランディングのできる機能が一通り揃っている点が特徴的です。
また、オンラインストレージ(クラウド)も活用できるようになるので、
撮り貯めた動画や音声ファイルもWeb上で保管でき、非常に便利であるといえます。
・電話サポート機能
・管理ダッシュボード機能
・独自URL機能
・クラウドデータ保管機能
・独自ドメイン管理機能
・会社の資格情報でサインイン
・自社サイト運営機能
・ビジネスメールアカウントを追加
・LTIの統合機能
ビジネス版アカウントの機能はこの通り。
頻繁にWeb会議をしたり、
動画セミナーを収録したりするのには非常に便利なアカウントだと思いますし、
会社のブランドを全面に出した状態でZoomを活用することができるようになります。
なので、
会社のドメインを取得して権威性を出したり、
ブランディングの面でもフォローを加えたい場合はこちらを選ぶことになるでしょう。
Businessアカウントの料金は?
ビジネスアカウントの利用料金は月額で19.99$になります。日本円で2500円ほどになります。
また、
登録ホストの最低人数がビジネスアカウントでは決まっており、
最低10人の登録が必要となります。
Enterpriseアカウントでできること
Zoomの有料アカウントの中でも最高峰に位置する特殊アカウントです。
ビジネスアカウントの全ての機能を使えるこちらのアカウントは、
大規模なビジネスにも対応したパワフルな仕様となっています。
提供されている機能は以下のとおり。
・拡張管理機能
・拡張サポートとカスタマイズオプション
・その他の統合オプション
・追加オプションサービス
拡張機能やカスタマイズなどに関しても、
専門的な知識をもったサポートスタッフによって最適な環境にカスタマイズしてくれる、
まさにオーダーメイドのプランとなります。
また、エンジニアによって専門のサービスも提供される独自サービスもあり、
まさに至れりつくせりの内容となっていますね。
Enterpriseアカウントの料金は?
最低ホスト数は100名以上必要になるため、
このアカウントを使うのは100名を超えるサポート業務を行う企業がメインとなるでしょう。
利用料金はビジネスアカウントと同じ19.99$ですが、登録に必要な人数は100人以上となります。
簡単にアップグレードできるZoomのアカウントは、
無料版から試してみて、
必要に応じて有料プランに鞍替えする方式をとるのがオススメです。
無料でも1対1のサポート業務では非常に便利に使えますし、時間も無制限なので。
また、Proアカウントでほぼ必要な機能は揃うかと思います。
Zoomデビューをしたのなら、必要に応じて有料プランを選んでいきましょう!