仮想通貨専門用語~あ行~

ICO

ICO(Initial Coin Offering)とは、

仮想通貨で事業を立ち上げる際のお金を集める仕組みです。

別名 「クラウドセール」「トークンセール」「トークンオークション」などと言われます。

ICOはコインの開発のための資金調達のことを言います。
企業がトークンと呼ばれるコインを発行し、個人投資家に購入してもらう事で資金を調達する仕組みです。
通貨が取引所で取引可能になることを”上場”と言いますが、
上場前のトークンを幅広く広め認知させる事と、資金調達する事をICOと言います。

R3コンソーシアム

R3コンソーシアムとは、R3社という企業がブロックチェーン技術を利用して
送金時などの手数料などを削減しようとする団体です。

この企業がRippleと提携したことで、Rippleがとても人気になりましたが、
最近では対立が起きています。とても大きな団体ですので、今後仮想通貨界を大きく動かす可能性があります。

R3コンソーシアムの活動は主催しているR3社の「Corda」と呼ばれるバプリックブロックチェーンのプロダクトを作成する事で、銀行業務の全てを包括し銀行間送金やデータ管理のコスト削減や時間を短縮を目指すことにあります。

ASIC

ASICとは、半導体集積回路(IC:Integrated Circuit)の分類の一つで、

ある特定の機器や用途のために、必要な機能を組み合わせて設計、製造されるもの。

仮想通貨の世界では、ASICは仮想通貨をマイニングする為だけに特化して作られたコンピューターになります。

ASICマイニングとは、マイニング専用のASICを駆使して仮想通貨のマイニングを行う手法です。

アービトラージ

価格差を利用した「さや取り」を「アービトラージ(裁定取引)」と呼びます。

裁定取引とは、取引所間の金利や手数料の差を利用して利益を得る事です。

仮想通貨での『アービトラージ(裁定取引)』とは、例えばAという取引所で安く購入して、Bという取引所で高く売る、という事ですね。

アルトコイン

アルトコインとは、仮想通貨の中でビットコイン以外の仮想通貨を指します。
アルトコインとは、Alternative Coinの略称で、
「(ビットコインの)代わりになる通貨」という意味です。

仮想通貨として一番最初に法廷紙幣と交換できる様になったのがビットコインです。
しかし、ビットコインは機能的に不十分だと思われる点がいくつかあります。

ビットコインの欠点
  • ブロックチェーン作成が10分に1回のみで、即時支払いに不便。
  • マイニング(採掘)に膨大な労力や電力を使うけれど、それは資源の無駄使い。
アルトコインのメリット
  • ブロックチェーン作成ペースが数分に一回あるので、即時支払いに便利!
  • マイニング(採掘)にあまり労力がかからないProof of Stake(PoS)という取引承認の方式を採用して、資源の無駄使いを解消!

ビットコインの不十分な点を改善しようとしたのがアルトコインとなります。

アルトコインの種類は年々増えていて、いまは約1500種類もあります

 

イーサリアム(Ethereum/ETH)

Ethereum(イーサリアム)のロゴ

イーサリアム(英: Ethereum)とは、分散型アプリケーション (DApps) やスマート・コントラクトを構築するためのプラットフォームの名称、及び関連するオープンソース・ソフトウェア・プロジェクトの総称である。イーサリアム・プロジェクト[1]によって開発が進められている。

イーサリアムでは、イーサリアム・ネットワークと呼ばれるP2Pのネットワーク上でスマート・コントラクトの履行履歴をブロックチェーンに記録していく。またイーサリアムは、スマート・コントラクトを記述するチューリング完全なプログラミング言語を持ち、ネットワーク参加者はこのネットワーク上のブロックチェーンに任意のDAppsやスマート・コントラクトを記述しそれを実行することが可能になる。ネットワーク参加者が「Ether」と呼ばれるイーサリアム内部通貨の報酬を目当てに、採掘と呼ばれるブロックチェーンへのスマート・コントラクトの履行結果の記録を行うことで、その正統性を保証していく[2]。このような仕組みにより特定の中央管理組織に依拠せず、P2P全体を実行環境としてプログラムの実行とその結果を共有することが可能になった。

出典:Wikipedia

イーサリアムクラシック(Ethereum Classic/ETC)

Ethereum Classicのロゴ

イーサリアム(イーサリアムクラシック)は元々1つのコインでした。

分裂(ハードフォーク)して独立したのがイーサリアムで、旧イーサリアムがイーサリアムクラシックと呼ばれる様になりました。

分裂したきっかけはDAO事件というハッキングが原因です。

イーサリアムのプラットフォームで始まったプロジェクトThe DAOで約50億円分のイーサリアムが盗まれました。

この解決策としてイーサリアム陣営は分裂(ハードフォーク)という方法を選びましたが、納得のいかないユーザーが旧イーサリアムをイーサリアムクラシックとして運営を始めました。

イナゴトレード

イナゴトレードという初心者がやってしまいがちなトレード方法のことを言います。または、デイトレード、現物取引なんて言い方もします。

仮想通貨が上がり始めたら、買う。下がり始めたら、売る。と言った、見た目で判断するもの。

これで儲かると思って、やってしまいがちなトレーディング方法です。儲かるときもあれば、儲からない時もあります。ギャンブルといって良いでしょう。(確率だけでいえば、とても低い)

ウォレット

ウォレットとは、仮想通貨を管理する財布です。

ウォレットには種類が大きく4種類あります。

  • 取引所
  • webウォレット
  • ソフトウェアウォレット
  • ハードウォレット(ペーパーウォレット)

取引所

取引所では購入したコインは取引所内のウォレットに保管されます。

取引所を開設した際にウォレットも同時に作られています。

取引所で購入をした仮想通貨は、そのウォレットに保管されます。

コインチェック事件もこのウォレットに預けている人が被害に会いました。

取引所に安全性を全て委ねているということです。

webウォレット

Web上に所有するウォレットです。

簡単に作ることが出来、個人で管理できるウォレットになります。

ソフトウォレット

自分のPC・スマホにウォレット専用のソフトウェアをダウンロードして、仮想通貨を管理出来るウォレットです。

復元パスフレーズを管理する事で安全性を確保します。

ハードウォレット

ハードウォレットについての画像

4種類の中で最もセキュリティが高いとされているウォレットです。

USBで管理するウォレットで、PCから切り離す事で完全にオフラインでの管理となります。

 

エアドロップ

無料で仮想通貨を配布するイベントのことを言います。

エアドロップはコインの開発者が自社のコインを広める為の戦略の1つです。

中には、もらっても1円にもならないものがあったり、逆に価値が何倍にもなるものもあります。

 

NEMはエアドロップのイベントを行った通貨でありながら、価値が大きく上がった通貨です。

おつり

仮想通貨の中にも、「おつり」という概念は存在します。

「おつり」は仮想通貨技術を支えるブロックチェーンがもたらすトランザクション(取引記録)によって発生します。

例えば、Cさんは、Aさんから1BTC+Bさんから1BTC受取りました。

この時ウォレット内での記録は2BTCではなく、1BTC+1BTCになります。

次にCさんは、Dさんに1.5BTC送金したとします。

この時1.5BTC送るのではなく、Cさんが持っている1BTC+1BTCをDさんに送ります。

この取引(トランザクション)が計算され、Dさんに1.5BTCが送られ、Cさんに0.5BTCのおつりが発生します。

 

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